私たちの首は5キロ程もある頭をバランスよく支えるため、本来カーブしているのが正しい状態です。
しかし、現代人はパソコン仕事やスマホ、ゲームなどの普及で長時間うつむく姿勢をとることが多くなりました。
慢性的なうつむき姿勢が続くと首の生理的なカーブが失われ「まっすぐな状態」=「骨格がずれた状態」になってしまいます。これをストレートネックといいます。
カーブを失った頚椎では重たい頭を支えきれないため、まわりの筋肉が助けようとします。補強するために肩や首の筋肉が疲労して硬くなり、コリが起こってしまうのです。
私たちの肩は、頸椎や胸椎からのびる神経とつながっています。
「頚椎や胸椎のずれ」が起こると神経をも圧迫し、脳はこの神経の異常な刺激をキャッチして自分を守るための指令を出します。その指令による防御反応のひとつが筋肉の硬直です。
筋肉が硬くなると血流も悪くなり肩こりが起こります。これは科学的にも解明された事実で、ヒルトンの法則と呼ばれています。
このように、骨格のずれは肩こりと直結していることがわかります。
骨格のずれ(サブラクセーション)とは
神経が圧迫されている状態をカイロプラクティックの専門用語で、サブラクセーションと言います。
サブラクセーションとは、椎間板が片方に膨れ、神経を圧迫され、骨がズレている状態です。
日常生活での過ごし方や交通事故やスポーツでのケガなどが原因で、起こります。
例えば…
- 交通事故での負傷
- 普段の姿勢(座り方、立ち方、歩き方)
- スポーツでの転倒
- くしゃみやせきをしたとき
- 薬の飲み過ぎ
- ストレス
この状態を放っておくと、椎間板は薄くなり衰退していきます。