関節の痛みは「変形性膝関節症」のように膝自体に問題があるケースもありますが、必ずしもそうではありません。
私たちの身体は無数の神経が通っており、 身体の異常はこの神経を通して脳に伝えられ「痛み」を感じます。
神経の形態は大変複雑で、身体の各部位に張り巡らされている細い神経が何本も集まり、太い一本の束になっている箇所もあります。
脳はこの同じ束にある神経の信号を勘違いしてキャッチしてしまうことがあり、実際は太ももの神経に圧迫があるのに膝に痛みを感じている、ということがあるのです。これを関連痛といいます。
肘関節の場合も同じです。
例えばテニス肘やゴルフ肘、野球肘なども、実際に感じるのは肘の痛みでも、肘自体は悪くないというケースが多くあります。
過度な練習により肘から繋がる筋肉が硬くなり、そこを走る神経を圧迫して肘が痛んでいるのです。